2024年10月16日水曜日

Anotogaster gigantica !

  karubei は今回もダメで、私たちは失意と共にラクサオを後にしました。この地にまた来ることはできるだろうか、私たちも相当ガタがきてますから。当初の計画は白紙に戻って、今回も Phonsaban 方面に転戦することし、 Phonsaban 北部でオニヤンマを狙うことになりました。その後はPhonsaban から南に下って、Tatom の手前からSaisonbun 県の Cha を経由してLonsan さらに Thabok、Vientiane という行程に変更しました。

 オニヤンマ Anotogaster gigantica 
 以前本種をPhu san 山麓の渓流で確認していますが、はっきりした繁殖地はわかっていませんでしたので、なんとか繁殖地を見つけたいと思っていました。今回も以前と同じく渓流に沿った林道上をオニヤンマが次々に飛んで来ますが、一過性で別に繁殖地があるものと周辺を探したところ、典型的なオニヤンマのポイントを発見しました(写真下)。♂は他個体とのバトルを繰り広げながら細流上を行きつ戻りつつパトロール飛翔をしていました。産卵は1回のみでしたが、割に広い砂地の流れの上を低く飛び回りながら2,3回産卵管を突き刺す♀の産卵行動を観察できました。ラオス産も日本のオニヤンマと生態は全く同じ様に思えました。

 ここまでトシちゃんは、 karubei はおろか、ほとんど成果のない今回の採集行で、Phu Sanでオニヤンマが採れなかったら玉砕、という悲壮感を漂よわせていました。そんなわけで♀が飛来した時、皆、自然とその場を譲り、ネットがぶっ壊れたかと思われるほどのものすごい水しぶきと共に♀をゲットし、そして満面の笑みをたたえたトシちゃんの笑顔に、誰しもが思わず拍手を送らずにはいられませんでした。ああ良かった。
                    
         奥が上流で、石がゴロゴロの渓流的環境、中央部の砂地で産卵が見られた 
         
            下流を望む、細流の上を活発にパトロールする Phu San
                          
                     休息する♂ Phu San,(宮畑年弘撮影)
                          
                     ♂の飛翔 Phu San,  (宮畑年弘撮影)
                         
                                                             A. gigantica 、Phu San産


 オオギンヤンマ Anax guttatus 
 ラオスには5種類のギンヤンマが記録されていますが、最もポピュラーなのが本種です。ただ、飛んでいる個体は Anax indicus やリュウキュウギンヤンマ Anax panybeus との識別が難しく、捕えてみないと確証は得られません。ラオス全域に見られますが、あまり標高が高い地域には多くないように思います。
                       
                     Anax guttatus Laksao,  (
宮畑年弘撮影) 
 
  Cephalaeschna sp.
   このヤンマはラオスでは北部の山岳地帯でしか記録がありません。良く似たPeriaeschna 属は分布が広いのですが、Cephalaeschna 属のヤンマはラオスではなかなか得難いトンボと言えるでしょう。
 サイソンブン県の県都チャ(Cha) は10年前の物々しい緊張状態下にあった時とは打って変わり、完全に平和な町となって(多分)、現在では絶対解放されないと思われたビア山も直下まで車で上がれ、山頂は観光客であふれかえっている状況です。恐らく途中の渓流には変わったトンボがいるはずです。
 Chaの町から数キロ西に離れた場所に小さな細流(標高 1300m) があって、10年以上前にここでCephalaeschna 属のヤンマを採集したことがありました。その後、細流周辺の森林が皆伐されたところまでは確認しているのですが、はたして生息しているのか気になっていました。今回10年ぶりに訪れてみました。昔の面影は全くなく、鬱蒼としていた沢も遮る樹木もなく荒れ果てていました。早速、車道から流れにおりてみると、何とCephalaeschnaが2頭仲良く並んでで流れの上をホバリングしているではありませんか!こんなことあるの?あらためて網を構えて、良く見るとそれらはクモの巣に引っかかっていたものだという事が分かりました。2頭とも♀で、まだクモも来ていない直後の個体であることが分かりました。こんな事もあるのですね。その後、環境は全く良くないのですが、Cephalaeschnaが次々に飛来します。カトリヤンマのような飛び方で器用に密生した灌木類をぬって細流の上を飛びます。
                    
                                                             Cephalaeschna sp. ♀ Cha
                                                                       
                                                               Cephalaeschna sp. ♂ Cha  

 Amphithemis kerri と Sympetrum  hypomelas 
   Cephalaeschna が飛ぶ細流の上流は背丈ほどもあるイネ科植物が密生する広い湿地になっています。湿地のなかの開けた場所や湿地周辺部に多数の Sympetrum  hypomelas と Amphithemis kerri が見られました。共に深紅の色合いは緑の草ぐさの背景に映え、その美しさに心が洗われる思いがしました。ラオスのSympetrum 属は本種の他に、南部のボロベン高原で羽化している種類を多数観察しています。まだ秋に行ったことのない北部の中国国境地域にはまだ見ぬアカトンボの仲間が生息しているのでしょうね。
 Amphithemis kerri はラオス北部の山間部の湿地や流れに見られますが、分布はむしろ局地的です。この時期はやや若い個体が多いようです。標高の低い中部、南部地域の種はAmphithemis curvistyla ですが、酷似していて検討の必要がありそうです。両種とも交尾や産卵は見たことがありません。いつかじっくり観察できたらと思います。 
                      
                     
           
Amphithemis kerri ♂ Cha は本種のタイプロカリィティです (宮畑撮影)   
                      
                     
                   
Sympetrum  hypomelas ♂ (宮畑年弘撮影)
                          
               Coeliccia poungyi(宮畑年弘撮影)不思議にラクサオ周辺にはいない

 Tholymis tillarga と Tramea transmarina
                    
                                                                                   Lonsan の風景
                                                                      
                                                        Lonsan の夜明け、ゲストハウスからの眺め

 Cha から宿泊地の Lonsan までは約2時間です。ここでは数々の珍しいトンボに出会え、思い出深いお気に入りの場所だったのですが、昨年広範囲に山火事が発生して、それまで通い慣れた渓流でも周囲の森林が全て消失してしまいました。さすがにそうした環境にはほとんどトンボの姿は無く、1年後の現在も一見、緑が回復したように見えましたが、渓流性のトンボは全く見られませんでした。
 ゲストハウスの前に小さな池があって、早朝に宮畑さんが普通種でしたが、Tholymis tillarga  Tramea transmarina意外に撮れない産卵をバッチリ撮影しました。また、帰路のLonsan から少し下ったところにある川沿いの池で珍しく Nannophyopsis clara を見つけ、じっくりこの愛らしいトンボを観察して今回の旅を締めくくりました。
                    
                     
                        
Tholymis tillarga (宮畑年弘撮影)
                                                                       
                                                                            
                                                                             
Tramea transmarina ()
                                                                          
                                                                           
                                                                             Nannophyopsis clara ()

 

 
                    


   
                          
 
 
   

              
 



  














 

2024年10月9日水曜日

Karubei ーや!どこにおるのじゃ!


  これまでラオスのトンボを求めて、長年ラオスの山々を歩き回って多くのトンボに出会うことができました。2014年に出したリストでは計352種の記録でしたが、最近その後の記録を整理したところ、さらに60種(新種・不明種を含む)増えていることが分かりました。前リストの修正が少しあるにせよ、現在、ラオスのトンボは400種以上に達していることが分かりました。
 ラオスには karubei というコソボソヤンマがいます。ラオス中部ラクサオがタイプロカリィティなのですが、残念ながら野外で成虫は一度も見たことがありません(羽化個体で記載しました)。ラクサオに訪れた時はいつも注意していたのですが、全くその気配すらありませんでした。このトンボは中国南部からベトナム北部にかけて、発生期には普通に見られるとのことでしたから、当然ラオスにもたくさん居るのだろうと考えていました。
 しかし、「いなーい!」のです。時期を変え、場所を変えても、何回やっても全く同じ。なぜヤゴだけしかいないのか分かりません。この karubei は中国南部からインドシナ半島中部以北が分布地だと思っていたら、最近韓国からも記録されていて、韓国に karubei を実際に採りに行った友人の話では♀は午後になると飛び出すが、♂はあたりが真っ暗にならないと飛ばないそうです。ライトを点けて採集している写真を見せてもらいました。
 ラオスでも真っ暗になってから飛ぶ?まさかそんなことはないでしょう 🤔
 9月下旬に懲りもせず、再び karubei を求めて私、トシちゃんそして宮畑さんの3人でラオス中部ラクサオに行ってみました。ところが、直前に台風11号がベトナム北部を直撃して、ラオスもまたこれでもかという様に大雨、洪水が発生しました。メコン川はオーバーフロウし、流れ込む支流は軒並み大氾濫をおこしていました「おいおい、何だよこれ!」。
 今回、ラクサオではこれまでとは異なる場所で探索を予定していたのですが、増水で全く近寄ることが出来ず、またもやコシボソヤンマには出会えませんでした。よほど嫌われているようです。しかたなく近くの沼や山道沿いの小川などでトンボを探し、お茶を濁しました。ただ、この中でマクロミアのペアをトシちゃんが採りました。良く見ると一見 urania (ダ足! 従来ヒナヤマトンボ Macromia urania と称するトンボは北ベトナム原産の urania とまったく異なる種であると私は考えています。これをやるか今躊躇してますが。やるとなると、ヒナヤマトンボを改めて新種として記載することになりますので、どうするか、、、)のように見えますが、前胸の明瞭な黄色の縦状紋が基部に痕跡程度しかありません。urania を含む callope グループにはそのような種はありません(下図)。その他の部分は全てこのグループに合致します。要検討の種です。時期を変えただけで何が採れるか分からないのがラオスの面白さでもあります。
 その後も天気は回復せず、この地を離れる前に、ベトナム国境近くの国道8号沿いの小渓流でトンボを探しました。
                                                                       
                             
                                                   要注意の Macromia 前胸の横紋は痕跡程度、顔面は褐色

                                                         尾部付属器の上下はほぼ同じ長さ

            尾部付属器を上から。urania のタイプにそっくり
                                                         
                                      副生殖器、ヒナヤマに似るが、先のこぶ状突起がより強く張り出す                   

                                        目指す川は完全に水没して帯水状態
 
                  標高700m付近の小渓流
                       
                Agriomorpha fusca ♂(宮畑年弘撮影)

 この渓流は時期を変えて、何回か来ているのですが、天気に恵まれたことは殆んどありません。今回も小雨、「何も居ねーよ」と半ばあきらめムードで沢に分け入りました。足元からヒルが這い上がってきます。先行していた宮畑さんが「このトンボ何にー?と叫んでいます。期待もせず行って見ると、「お!Agriomorpha fusca や!」最近、感嘆詞が宮畑さんの影響で関西弁になってしまいました。このトンボはベトナム北部、中国南部に見られる普通種ですが、ラオスでは初記録です。さらに Devadatta cyanocephala も見られるなど、ここではこれまで全く見られなかったトンボが見つかりました。やっぱり時期なのかな
                     
                    Devadatta cyanocephala ♂(宮畑年弘撮影)
                      
                Coeliccia pyriformis  (C. acco) (宮畑年弘撮影)
                                                                
                                                        Coeliccia scutellum (宮畑年弘撮影)

つづく。次回はオニヤンマです。








































2024年7月31日水曜日

Phu Sumsum の Anotogaster ( Anotogaster from Phu Sumsum, central Laos)

Phu Sumsum のオニヤンマ

 先のページでも触れましたが、ラオスのオニヤンマはなかなか得難いトンボです。これまで、gigantica , gregoryi , klossi 1)そして chaoi 2)の記録がありますが、得られた個体は僅かで、生息地も数えるほどしかありません。
 今回 Phu Samsum 近郊の沢で得たオニヤンマの幼虫はその意味からも非常に興味があります。現地で終齢幼虫をえらんできたので、帰国後、7月中旬から羽化が始まりました。
 羽化した♂の形態は一見 gigantica に酷似していて、当初はこれだなと考えていました。しかし Karube (2012)3) さんの図で改めてよくよく見てみれば、横から見て上付属器下面の2つの突起の大きさが、より基部寄りのものが明らかに大きいことや、副生殖器、下部付属器の形が異なるなど、むしろ中国北部から記載されたkuchenbeiseri の形態 (Asahina, 1978)4) により合致するように思えました
                     
                    羽化したオニヤンマの♀, Phu Samsum
                         
                      ♂の尾部付属器を横から見た写真     
              Anotogaster 
kuchenbeiseri の尾部付属器 Asahina (1978) 
より転載

 ただ、kuchenbeiseri は中国では北京の西方の山々、Ta-chiao-sse が原産地です。ラオス産がそうだとすれば、2,500km も離れた産地となるわけで、これもどうかと。そこで例の中国のトンボ大図鑑の登場です。すると中国固有種として四川省まで極めて広範囲に分布しているようで、ラオスもありなのかと。副生殖器の形がハッキリすればさらにラオス産が kuchenbeiseri だと確信できるのですが。その他詳細にみれば、少し異なるところもあるのですが、Foerster (1899)5) による原記載には図が付いていないため肝心な部分の形状は分かりません。ただ中国の分布も広いので、何かに図が出ていると思うのですが、今のところ当たれません。
 ともあれ、一応ラオス初記録ということで1種増えたことは喜ばしいことに違いはありませんが....。

その他、なかなか上手くいかない孵化幼虫の管理
 春にサラサヤンマとの♀とPetaliaeschna の♀を採集しましたが、いずれも種名がハッキリしないことから、強制産卵させて幼虫を飼育しようと思いました。現地で小さなタッパーに湿らせたティッシュペーパーをしいて♀を入れました。照明は別に気にせず、生活にあわせ24時には消灯、翌日は6時に点灯しました。一昼夜にサラサは約200、Petaliaeschnaは約50卵をティッシュペーパー内に産卵しました。
 サラサヤンマはその後、2ヵ月後に孵化が始まり、そのピークは1週間ぐらいで、その後ポツポツと羽化が続き、7月9日まで孵化が継続しました。一方、Petaliaeschnaは産卵後1ヶ月強で羽化が始まり、1週間で新たな孵化が見られなくなりました。

 さて、孵化幼虫など扱ったことが無かったために、飼育期間が長くなるにつれて死亡する個体が増え、現在はサラサが3齢になったものがわずかに生き残っている状態です。一方Petaliaeschnaは残念ながら全滅しました。このPetaliaeschnaについて少し気になった点がありましたので、書き留めて今後の参考になればと思います。Petaliaeschna の孵化は約7日間の孵化期間中、特にピークが無く、だらだらと孵化が続きます。問題は孵化した前幼虫が濡れたティッシュペーパー上を這いづり、水域に行くあいだに(タッパーは斜めに傾斜をつけてある)1齢幼虫に脱皮できずに死んでしまう個体がほとんどを占めたことです。また、1齢幼虫に脱皮できた個体も、水中では1日しか生存できませんでした。

 なぜなのか、単に飼育方法が悪かったのか?中国のWebサイトでPetaliaeschna 属の産卵写真がありました。それにはコケが生えた石に直接産卵しているのです。また、Petaliaeschnaではありませんが、Cephlaeschna の幼虫が水が滴たたる斜面のコケの中に生息する写真もありました。真偽のほどは分かりませんが、このPetaliaeschna 属の幼虫は川の水中には住まず、トゲオトンボのような斜面のような場所で水を含んだコケの中に身を潜めて生活する種類なのかも知れません。そして前幼虫から脱皮・脱出する際は、表皮を覆っているコケがうまい具合に引っ掛けて、脱出する種なのかもしれません。とにかく Petaliaeschna の幼虫の飼育はとても難しそうです。ティッシュペーパーに産卵させたのが問題だったかも知れません。

餌について
 これは悩みました。一般的にブラウンシュリンプを思い浮かべますが、大きすぎるのではと思い、ミジンコの孵化直後のものを与えたりしましたが、動きが早すぎるようなので止めて、ゾウリムシを最終的に与えるようになりました。最初は食べてくれるかなと不安んでしたが、今のところ餌としては問題はなさそうに思います。サラサは3齢からブラウンシュリンプに切り替えました。

引用文献
1) Yokoi, N., & V. Souphanthong, (2014), A List of Lao Dragonflies. 110 pp., privately published.
2) Karube, H., R. Futahashi, A. Sasamoto & I. Kawashima, (2012)  Taxonomic revision of Japanese odonate species, based on nuclear and mitochondrial gene genealogiesand morphological comparison with allied species. Part I. TOMBO, 54: 75-106.
3) Karube. H., (2012)  Vietnamese Odonata collected in 1992-2003 surveys. III. Cordulegastridae, genus Anotogaster with note on the its systematic grouping. TOMBO, 54: 55-69.
4)  Asahina. S., (1978)  Notes on Chinese Odonata. Kontyu, 46: 234-2S2. 
5)  Foerster, F., (1899)  Contributions a la faune odonatologique Indo-Australc. ⅤⅢ.  Ann. Soc. Ent. Belg. 9: 69-167.                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                
Be4g.,43:63-72.







Anotogaster gigantica !

  karubei は今回もダメで、私たちは失意と共にラクサオを後にしました。この地にまた来ることはできるだろうか、私たちも相当ガタがきてますから。当初の計画は白紙に戻って、今回も Phonsaban 方面に転戦することし、 Phonsaban 北部でオニヤンマを狙うことになりま...